レバレッジも知っておくと取引をしやすくなる

レバレッジについてさらに詳しく説明
レバレッジを分かりやすく説明しましょう。例えば、1ドル100円の商品があり、10万円の保証金で1万ドルの取引をしましょう。その場合、レバレッジは10倍の状態です。円安となり1ドルが120円になれば、20万円の利益となります。逆に、1ドルが90円になってしまうと、10万円の損失です。特に手持ちに余剰資金が無い場合、損失の返済が必要な時に返済不能な状況になりかねません。
FX会社の中には、ロスカットという損失拡大を未然に防げるシステムがあります。設定することで損失は確定しても、最低限の資金は得られます。
ロスカットの設定をしていないと、全額損失以外に追加で資金の支払いの可能性も出るので注意が必要です。また、市場下落幅が大きいと、ロスカットをしても間に合わない場合も起こりかねません。
リスクを減らすために
レバレッジを掛けてFXの取引を行うのも1つの方法ですが、リスクを減らすためのポイントもあります。
証拠金を預ける際、可能であれば最低設定金額にするのではなく、多めにしましょう。概ねロスカットの設定をしている場合、証拠金維持率が50パーセントになれば強制的に打ち切りです。市場価格が下落をしても、ロスカットを防ぐ目的で多めの証拠金を預けておくと、きっと長くFXの取引ができます。
レバレッジは最大25倍まで設定可能ですが、初心者の場合、FX市場のことなどわからないことが多いはず。最初は数倍程度に設定しておくと、損失をした場合のリスクも少なくて済みます。
また、時には損切をするのも大事。たとえ儲けがあっても、損失を防いだり新たに取引したい商品が見つかったりした時に、損切を決めるのもアリです。